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東郷和彦氏の歴史問題認識




那須塩原の隣町大田原市にて

夕焼けがきれいだった

(2015.7.16加筆修正版)

本日の曲(文字をクリックする
と曲が聴けます)

THE VENTURES 1966
SPECIAL - Caravan


The Ventures
Wipeout live


ベンチャーズのコンサ
ートへは、過去何回も
足を運びました。ギタ
ーの奏法につき議論さ
れることが多いですが
ドラムもなかなかです。

メインメンバーの二人
が元建設現場の労働者
あがり

職人的な完璧主義は多
分そこからも来ている

非常な日本びいきでも
あります。

さて本題

元外交官の東郷和彦氏が近編著
「歴史問題ハンドブック」の中
で村山談話について、客観的公
平な立場から肯定的な見解を展
開されていた。ただし、東郷氏
の政治的立場は左翼ではない。
むしろ右寄りの保守に分類され
つつ、さらにその中でのリベラ
ルというデリケートな位置に立
脚して論を立てている。東京裁
判への見直しやアジアの植民地
解放戦争という大義の側面を日
本は先の大戦で担っていたのだ
という部分、アメリカによる原
爆投下や東京大空襲は、果たし
て戦争犯罪ではないのかという
問題提起に対して一定の含みを
残しているのが印象的だった。

おそらく「そういう問題はもち
ろん存在している。だがそれを
も追求すべき歴史考察としての
政治的時期の判断としては前後
のきちっとした順序がある。今
すぐに提起するのは政策上妥当
ではない」と東郷氏は考えてい
るのだろう。それを可能とする
立脚地点の基礎となるのは日本
独自の道徳的高み
であると鈴木
大拙とヤスパースを援用しつつ
東郷氏は指摘する。以前にも読
んだことのある論旨だが改めて
きわめて興味深い視点だという
のが全体的に見たところ私の感
想です。

ここで東郷和彦氏の言う「道徳
的高み」なる概念は、極めて重
要なキーワードかと思われる。
国際政治の実務における戦略的
戦術的判断と熟慮された政策提
言から導かれし「一時しのぎの
火消しとしての謝罪」に心が込
もっておらないのは言うまでも
ないとして、逆に過度の自己批
判的言説・自虐史観みたいな左
翼イデオロギー的言説も、歴史
の厳然たる史実に則っていない
以上、或る意味「アリバイ的謝
罪」に加担するだけの刹那的現
象的効果しか保てない。それで
も相手が納得して感情の鉾を収
めることが可能ならばそれでい
いじゃないか?という意見がさ
っそく聴こえてきそうだが、そ
れこそ感情論の枠を超えないと
いう思想的限界がある。「適度
に相手の怒りを鎮めておいて実
利でしこたま儲けたら結局のと
ころこっちの勝ちじゃね?」と
いうあさましい本音が見え隠れ
している感じもする。果たして
それでいいのか。英国の哲学者
ACグレイハンクの好著「大空
襲と原爆は本当に必要だったの
か」ともクロスする問題ですが
「道徳的高み」から来る実証的
で倫理的に見て適正な反省こそ
は子孫に継承さるべき世界史的
普遍性を保ち、「どんな国、ど
な民族でも必ず犯しうる可能性
の高い戦争犯罪」への抑止的教
となしうるのではないでしょ
うか。

では改めて「道徳的高み」とは
一体何なのか。

強制されたのではない、諸外国
一般国民や庶民も含めた広範な
階層からの自然な敬意や憧れを
集める日本独自の世界観・思想
・哲学・美学といった場合、当
然のことではありますが、軍国
主義や独裁国家の価値観ではな
く、自由で、民主的で、法治国
家として基本的人権が守られた
ところの、平和国家日本として
持つ独自の発想というものが必
要とされてくる。それがあって
はじめて先進国と言えるし、世
界のリーダーたる資格を持つ。

多様で魅力的な文化も生き生き
と育ち、磁石のような吸引力的
磁場・民族国籍を問わぬいろん
人たちを自然に巻き込むグロー
バルスタンダードとしての巨大
な電気磁石のような磁界を持つ
ようになる。この世界標準とし
ての日本と言えるためには一体
何が必要なのか、現時点で何が
足りないかを考える時期に来て
いるのではないでしょうか。

そのためには、世界史的に見て
も稀有な存在であるところの唯
一の被爆体験国として、恨みに
対するに恨み、憎悪に対するに
憎悪、自己を絶対とし他を排斥
する者たちどうしの敵対的復讐
を本旨とする価値観に組みする
のではなく、東郷和彦氏も援用
されている鈴木大拙の和と寛容
の精神、本居宣長や日本の伝統
的神道にも通底する多神教的で
包摂的な価値観をもとに「他民
族の痛みを理解する心」が重要
かと思われる。その上で平和国
家の理念を持ちつつ世界に働き
かけ、同時に地政学的災厄や不
慮の侵略に備える努力をも油断
なく常備しながら両面での情報
戦に勝たねばならないという訳
なのです。

グローバルスタンダードとは一
体何を意味するのでしょうか。
これについて、極めて腹立たし
くも鼻につくと同時に示唆深い
確かに半面の真理を的確に突い
ていると考えられるのが元カー
ター政権の大統領補佐官で政治
学者でもあるブレジンスキーの
地政学に関する著書であります

ここには、超大国としてのアメ
リカとその中小属国について露
骨な帝国主義的本音が展開され
ている。一言で言いますと近年
刊行されましたフィデル・カス
トロの回想録で語られている内
容の皮肉な逆証明という印象な
のです。ブレジンスキー流に解
釈するならば、日本も対等な同
盟国というよりは、舎弟頭みた
いなアメ帝の属国ということに
なってしまう。しかし同時に世
界を威嚇的武力や覇権主義の恫
喝のみで支配してきた訳ではな
く、映像や音楽、ファッション
などの文化においても世界中を
強力に席巻し惹きつけてきた

も確かに事実なのでありまして
その「魅力」という側面も彼ら
の世界権力の明らかなる源泉で
ありました。


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東郷和彦氏の地政学的分析


本日の曲(文字をクリック
すると曲が聴けます)

Winterplay特集

韓国の実力派ジャズグループ。
割と気に入っておりまして折
りにふれ繰り返し聴く感じで
す。演奏もさることながら女
性ヴォーカリストへウォンの
艶のある歌唱力がすばらしい

ひょっとして日本のピチカー
トファイブなどの影響もあり
でしょうか

Melon Man

Billie Jean Music
Travel LaLaLa

Quando Quando Quando

SONGS OF COLORED LOVE
~色彩のブルース~

ゴー・ベイビー

東郷和彦氏講演特集

外交における「法と力と徳」

歴史認識

西部邁×東郷和彦×原洋之介

激論! 日本の外交
国防はいかにあるべきか!?


西部邁は、姫岡玲治こと青木昌
彦と並び第一次共産主義者同盟
(ブント)
が産んだ保守政治思想
家であります。悲劇の外務大臣
と言われ、 A級戦犯として獄死
された東郷茂徳氏の孫であると
ころの東郷和彦氏との対談が実
に興味深い内容ーーー

ニコニコ動画内には東郷和彦氏
がウクライナ情勢を地政学的な
角度から詳細に解説した対論も
アップされています。そちらも
お薦めです。

もう一曲

PSYとMCハマーのコラボ

Winterplayではありません。

韓国のラッパーPSYがMCハ
マーと競演した熱狂的ライブ

PSYは古くからMCハマーの
崇拝者だつたらしい。貧困か
らたちあがった立志伝中のラ
ッパーであるMCハマーと財
閥の御曹司であるPSYとでは
生育環境や資質が違うも二人
のコラボにアメリカ人が熱狂
しているのが伝わってきます


東郷和彦氏のロシア観


本日の曲(文字をクリック
すると曲が聴けます)

BROTHERS JOHNSON
- BLAM ! !


Brothers Johnson
- Ain't We Funkin' Now!!


ブラザーズ・ジョンソン
大昔10代のまん中あたりで
よく聴いていたグループ。
最近でもおりにふれ思い出
すたび聴いたりします。

The Brothers Johnson
-“Q"


この曲に象徴されているご
とき繊細な情緒性みたいな
要素も彼らの特徴です。

さて本日のテーマ

元外交官の東郷和彦氏が、日本
とロシアの文明としての親近性
を指摘されていた。ヨーロッパ
でもない、アジアでもない、そ
の成り立ちの独自性ということ
では、確かに類似性が高いので
あります。日本では明治維新、
ロシアではピョートル大帝のヨ
ーロッパ政策。欧化を目標とし
つつ国内に社会矛盾やひずみを
抱え込み、東洋と西洋に引き裂
かれ複雑骨折した魂
という悩み
の経緯も似ているのであります

日本では昔からドストエフスキ
ーやトルストイが大人気という
のも文化の持つ極度の類似性か
ら来ております。私の好きなロ
シア文学の作家にガルシンとい
う人がいますが、天才狂人的で
特殊な芸術家肌異端者肌が芥川
龍之介とよく似ている。

チェーホフは志賀直哉を彷彿と
させるし、宮本百合子や有島武
郎、武者小路実篤にトルストイ
が大きな影響を与えている。文
化として血が近いだけではない。

対中国へと向けた地政学的対峙
という側面から見てもロシアと
日本は多くの戦略的共通項を有
する。にも関わらず、日本とロ
シアの接近や提携関係を喜ばな
い親米勢力が存在しており、東
郷和彦氏の論説は障壁としての
彼らを牽制する側面もあります

東郷和彦氏によるウクライナ情勢分析



本日の曲(文字をクリックする
と曲が聴けます)

Eddie Higgins Trio - Again

EddieHigginsは大好きであり
まして仕事が終了した深夜帯
によく聴いたりします。心が
落ち着きます。

さて本日のテーマ

元外交官・東郷和彦氏による最
近のウクライナ情勢への分析が
日経新聞5月4日号にインタビ
ュー記事として出ていました。
ウクライナとロシア間の政治的
紛争や変動が、日露の北方領土
問題にどう影響するか、とりわ
けG7主要7カ国の対応次第では
ロシアを追いつめ、その結果ロ
シアと中国との接近、さらにイ
ランを加えた枢軸が形成される
危険性に対し警告を発信、具体
的予防策等を提案されている

日露関係が資源エネルギー等経
済の交換関係や地政学的観点か
らなる相互承認と交流の重要性
のみならず「西欧文明と独自の
文明の間で引き裂かれた歴史の
共通性
」を指摘、ヨーロッパと
もアメリカとも違う独自の立場
から、日本が政治的メッセージ
を発信行動することには深い意
義があると東郷氏は考え「近年
の日露の接近は領土問題や経済
だけでは説明できない歴史的必
然性がある」と述べておられる

文化の深層における瞬間的な相
互了解、理屈以前、直感的に理
解し感応し合える以心伝心的部
分が日本とロシアとの間にはあ
るのだろうと私は思います。松
本健一氏の労作「ドストエフス
キーと日本人」を引くまでもな
くロシアの文化的魂が日本の知
識人に与えた影響には巨大で計
り知れないものがある。かく言
う私個人もドストエフスキーや
トルストイのーー長編のみなら
ず中篇、短編含めたーー全著作
ガルシンなどに深く傾倒した時
期があります。ドストエフスキ
ーの影響が濃厚に認められる黒
澤明やタルコフスキーの映像作
品、埴谷雄高の評論などに今で
も強く惹かれます。

日米同盟を基軸としながらも中
国を必要以上に刺激することな
く、うまく、巧妙にバランスを
とりながらロシアとも平行して
付き合っていく曲技飛行のごと
き方法、その秘訣・奥義を語れ
る論者としましては東郷和彦氏
こそ最適任者と言えるのであり
ます。
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従軍慰安婦問題2 東郷和彦氏の意見


本日の曲(文字をクリックする
と曲が聴けます)

恋する輪廻オーム・シャンティ
オーム


輪廻転生をテーマとしたインド
のミュージカル風大衆娯楽映画
(ボリウッド映画)の主題歌です。
クライマックスで300人近い新
旧スターたちが一堂に介し、歌
い踊る絢爛豪華な演出的場面。

美男美女が多く体型もしなやか
なインド人は、その舞踊の卓越
度が優に黒人に匹敵します。こ
れと同じことを日本人がやって
みてもこのような雰囲気は決し
て醸成できない。身体舞踊のリ
ズム感覚が本能的先天的に織り
込まれた民族という感じです。

恋する輪廻オーム・シャンティ
オームの公式HP


さて本日のテーマ

慰安婦問題に関する対外発信を
誤ったがゆえに、戦後の世代が
営々と築きあげてきたものまで
すべて失い、よくても世界の孤
児か、最悪の場合は国の形を失
うような負け戦に入るのか。こ
の無知は狂気に通ずると言わね
ばならない。
東郷和彦氏の指摘
である「歴史認識を問い直すー
ー靖国、慰安婦、領土問題ー」
P178角川書店

東郷和彦氏は、元外交官。京都
産業大学教授兼世界問題研究所
長。東郷氏の祖父が悲劇の外務
大臣と言われA級戦犯で獄死し
た東郷茂徳氏であります。東郷
氏の言説の特徴は、北方領土関
連のみならず、台湾や中国、ロ
シアなど含めた安全保障の諸問
題に関し、保守論壇の中で極め
て質の高い良識派
に属すると私
は考えております。京産大を基
盤に日本と韓国の学者間での交
流対話など地道な取り組みを続
けておられ、その学術的成果の
一端は「鏡の中の自己認識」ー
日本と韓国の歴史・文化・未来
(お茶の水書房)などにも集約さ
れております。

私の意見ですが、中国も韓国も
アメリカ国内におけるロビー活
動が盛んであり、有力な協力者
人脈の形成と世論工作に大量の
資金と人員、労力と時間をかけ
つつ戦略的攻勢に出てきており
情報戦の初動段階で我々が負け
ている側面も否定できません。

かと言って情報戦の表舞台で彼
らの積極的攻勢に関し、我々が
過去の歴史的誤りに居直る、ま
るで反省しないという態度をと
れば国際的な非難と孤立は避け
られません。東郷和彦氏が一貫
して強調しておられる村山談話
・河野談話の発展的継承が必須

であることは勿論です。石原慎
太郎みたいなのはとんでもない

まず根本問題として日本国家が
先の大戦への痛苦な反省の上に
たち戦後「平和国家」として再
出発しているという点は堅持し
ていくべきと考えます。スイス
みたいな徹底した永久平和の武
装中立国家ではないが、それに
準ずる高邁な理念、高いモラル
で国家総体が動いていると認識
してもらえるような普段からの
誠意ある行動の積み重ねや国家
間相互の確たる信頼関係
が極め
て重要であります。

一部に敵がいたとしても味方の
存在が重要。インド、ベトナム
台湾、フィリピン、ブータン、
モンゴル等のすでにある親日国
家を大事にするのは勿論さらに
親日国家を増やす努力を重ねる

人が見ていようが見ていまいが
国際的舞台での積極的な社会貢
献は続けていく必要がある。抑
止力として機能する軍事組織と
いう側面のみならず、緊急災害
時における応急措置的インフラ
整備や貧困な地域での地道な医
療活動など「平和に寄与し世界
中から感謝される独自の軍隊」
として自衛隊の果たす役割は実
に大きいのです。

相手がいかなる飛躍した暴論暴
挙に出ようと挑発に乗るだとか
同じ土俵で戦うだとかは避ける
べきでしょう。何事が起きよう
とあくまで冷静かつ誠意を込め
「対話の姿勢」を貫きつつ対処
せねばなりません。東郷和彦氏
も書いているように我々には一
貫した謙虚さが必要
であります

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