スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

日本の独自外交6

元外交官の東郷和彦氏の母親い
せ氏が最晩年癌を患い死の床に
あった頃、外交問題の最重要な
姿勢とは一体何かを息子に問い
かけ「交渉で一番大切なところ
に来た時、相手に51を譲りこ
ちらは49で満足する気持ちを
持つことが大事」
と息子に最後
の遺言みたいに語って聞かせた
という。ちなみに東郷いせ氏は
悲劇の外務大臣と言われた東郷
茂徳氏の娘。確かに含蓄深い真
理が含まれていると言わざるを
えません。

軍事における抑止力を極限まで
維持しつつも、戦争や紛争を回
避する努力、水面下での対話の
継続ーーできれば複数のパイプ
及び不用意に情報漏洩しない絶
対的信頼の置ける非公式の密使
が必要ーー時に相手の面子をも
立てつつ、ぎりぎりの「一歩」
を配慮し相手に51を譲りこち
らは49で満足する気持ちを持
長期的戦略的視野での国家的
実益
を取る姿勢も大事かと思わ
れるのです。とりわけ対中国と
の昨今の関係性では、大筋の大
原則は堅持しつつ、硬軟入り混
ぜた変化球としての柔軟路線に
転じる時期に来ているというの
が私の観測です。
スポンサーサイト

日本の独自外交5



本日の曲(文字をクリック
すると曲が聴けます)

セプテンバー

私の大好きな財津和夫の
名曲です。

銀の指輪

夢中さ君に

私のアイドル

これは彼らの代表作

ドラマーの上田雅利氏を
六本木にあるビートルズ
専門店キャバンクラブの
ライブで何度かお見かけ
したことがあります。す
ばらしい演奏でした。

さて本日のテーマ

孫子とクラウゼヴィッツが共通
して述べておりますように軍事
においては、強制実力行使とし
ての戦争状態が最適至上の価値
なのではなく「戦わずして問題
解決にいたる」一切戦わなくて
もすむ状態を抑止的に維持でき
ることがベストなのであり、軍
事はあくまで外交や政治の延長
戦上で選択枝としてたくさん存
在する予備的手段の一つでしか
なく戦争や軍事そのものが目的
化する事態は極力避けるべきで
あります。

近年、軍事防衛問題を考える上
で、敵を攻撃する物理的殲滅力
の如何、その優劣ということよ
り、あらかじめ相手国をして紛
争や危険な挑発行為、侵略的野
心等を未然に思い留まらせる抑
止的機能、損益計算として見た
場合効能の高いストッパーとし
ての政治的役割こそが重要であ
ります。

その点軍事防衛力の本来持つべ
き社会的役割は、刑法における
規制的機能、秩序維持機能、自
由保障機能などと類似しており
ます。刑法総論における刑法の
持つ本来的秩序維持機能が、法
益保護機能、予防機能として現
れ、予防機能がさらに、一般予
防機能と特別予防機能として現
れるように、防衛力も抽象化さ
れた総則一般としての防衛力整
備と、特定の具体的事例に即応
した形での威嚇的顕示としての
現実的予行演習とに分かれます

軍事防衛力は、戦争すること自
体が目的なのでは決してなく戦
争を抑止すること、侵略的意図
を撤回させ、自由と平和を守り
抜くことこそが本来の役割
であ
ります。しかし、極めて逆説的
なことに、そのためにこそ一般
特別両面にわたり実力行使可能
な威嚇的臨戦状態の維持ーーそ
れも極めて高いレヴェルでの恒
常的維持管理ーーが求められる
のであります。

日本の独自外交4



本日の曲(文字をクリック
すると曲が聴けます)

The Cars - Touch and Go

The Carsは昔大好きなグ
ループでした。名曲の数々
もさることながらリック・
オケイセックの歌声がしぶ
いです。

The Cars - Drive

ごく一般的には、この曲が
有名です。

さて本日のテーマ

想定されうるあらゆるケースを
詳細に検討し、議論につぐ議論
と戦略及び戦術に関する事例研
究をつみ重ね万全の準備を整え
たと仮定しましても戦時やそれ
に準ずる緊急非常事態において
は、常に予期せぬ事件・事故や
偶発的連鎖の異常事象が発生し
ます。これは孫子やクラウゼヴ
ィッツを引くまでもなく軍事学
の常識中の常識でもあります。

その場合、肝心かつ重要なこと
は、臨機応変かつ迅速な判断が
必要とされる緊急非常事態への
対処法を現場の前線指揮官の判
断に委ねるのか、さらに上級指
揮官や最高司令官への裁可を求
めるべきなのか、防衛大臣の権
限など含め、指揮命令系統、そ
の力関係、責任の所在と組織機
能に関わる法整備
をーーある程
度の柔軟性をも混ぜつつーーし
っかり整えておかねば文民統制
シビリアンコントロールの基礎
を危うくしかねない、という問
題であります。

日本の独自外交3

ウクライナ、シリア、イラク問
題のみならず激動する世界情勢
は、危険かつ不安定極まる現状
でありまして、アメリカの国力
の相対的衰退及び政治的地位の
低下、経済面のみならず軍事面
における中国の台頭等含めた
境条件の世界史的・本質的変化

を考えてみた場合、集団的自衛
権問題への現実的対処はーー日
本が今まで通りの国力を維持し
ながら物質的繁栄を享受するの
であればーー必須であります。

ただし、憲法解釈の変更が節操
なく無原則に行われてはならず
想定される様々なケースごと綿
密な議論を精緻に組み込んだ上
「国家安全基本法」を成立させ
その基盤となる理念及び実務解
釈の最大値と最小値を明記、そ
の成立プロセスや目標・意図す
るところ等を解りやすい言葉で
自国民と周辺諸国へ向け説明・
説得していく努力が必要なのは
当然であります。

日本の独自外交2



侍戦隊シンケンジャー
白石茉子・シンケンピンク役
の高梨臨はビューカードでも
おなじみ

本日の曲(文字をクリック
すると曲が聴けます)

Joe Pass - Satin Doll

Joe Passは仕事が終わった
深夜帯によく聴きます。言
わずと知れたジャズギター
の偉大な神様です

本日のテーマ

元外交官の東郷和彦氏が最近の
対談で「日本が持つべき道徳的
高み」ということを述べておら
れた。次元の低い論戦があまり
に多いのは、日本、韓国、中国
それぞれが五十歩百歩という感
じがある以上、論敵のレヴェル
まで下げた低俗な議論ではなく
我々は後世に恥じることなき公
平・中立かつ歴史的検証に耐え
うる「正義」「善悪」「道徳」
概念を基礎とする独自外交を保
つべきかと思われるのです。

東郷和彦氏の論理では、集団的
自衛権の行使において「みずか
らも血を流す覚悟」が求められ
現実に中国の台湾侵攻などの戦
略的危機が派生した場合、高み
の見物をしていていいのか、小
市民的生活者エゴに自足したま
までよいのか、旧植民地時代の
血ぬられた過去という重大な負
債が日本側にあるにも関わらず
(韓国と違い)親日派であり続け
ている台湾同胞たちを決して見
殺しにしてはならないという、
親日同胞や同盟国への倫理的責
や自由と平和を維持・担保す
るためには決死の覚悟及び労力
と義務が伴う、「水と安全はた
だではない」ことへの当然の自
覚が底流に横たわっている。

日本の独自外交



本日の曲(文字をクリックす
ると曲が聴けます)

キャロル 夏の終わり

矢沢永吉の初期の曲が昔から大
好きでした。この曲も隠れた名
曲です。

キャロル ハニ-エンジェル
(綾瀬はるか編)


矢沢と双璧だったジョニー大倉

素晴らしい歌唱力です。彼は太
宰治やフロイトを好む意外とイ
ンテリ肌でもある。

さて本日のテーマ

国連憲章に合致する形で、日本
は平和の構築のためにいかなる
行動をとるべきか「平和主義に
立ちつつ現実の問題へのギリギ
リの参画を考える」本丸の議論
をすべきだと元外交官の東郷和
彦氏
が最近の論文で述べておら
れた。私個人は、やはり自衛隊
を含め、日本国家が独自の政治
理念を持ち、責任ある立場から
政治状況への積極的介入策を行
っていくべきだと考えます。

以前にも書きましたが、紛争地
域への「病院船」の派遣である
とか、戦乱地域への物資・食糧
の提供とか、応急措置としての
緊急的なインフラ整備等にとど
まらず、対立当事国どうしを媒
介する政治調停・仲裁活動へと
向けた能動的主体的関与、具体
策含めた政策提言等アメリカと
は違うやり方で、なをかつ同盟
国の政治的軍事的位置を毀損し
ない流れの中から独自色を打ち
出すことは十分可能かと思うの
であります(続く)

ニーチェ再読

ここしばらく多忙にして不調続
き。義理の父が今度は前立腺に
異常が見つかる。愛猫の腎臓病
に伴う健康不良。両者とも一進
一退ながら何とかクリアできた
のですが、両者どちらかにつき
二日に一度の頻度の高い病院通
いが続く。人と会う約束などい
くつかキャンセルせねばならず
潜在的には蟄居状態でした。

久しぶりにニーチェを再読。災
難が打ち続く病的非常時には何
もせぬのがよい、ただひたすら
時が過ぎ去るのを待つべしの蓄
積深き言葉。超人思想とか、ナ
チスに影響を与えた側面とかで
今日に至るも誤解されがちのニ
ーチェですが、彼独自の、他に
はない「病者の視線」持久戦・
消耗戦を戦う敢闘精神こそが重
なのであります。小林秀雄は
そこを理解できていた形跡があ
りますね。

成果主義思想の限界2

経済のグローバル化、多国籍企
業化が進展するにつれ「成果主
義」の弊害はますます大きくな
るという印象です。グレゴリー
マンキュー博士がその優れた定
番的教科書で説いておりますよ
うに自由闊達な交易活動は、交
易相互における商品交換プロセ
スをより豊穣化させる。これは
事実ですが、多国籍な生産者ど
うしの競争をより過酷にする側
面も有しており、世界経済の流
れが往々にして安定とバランス
を欠いて賭博化しておりますこ
とは、その一方当事者たるジョ
ージ・ソロス氏ーー最も露骨な
加担者でありつつ同時に解剖学
的解説者でもあるーーの該博鋭
利な指摘・警告
を待つまでもな
く周知のとうりであります。

その昔、へーゲルが歴史哲学に
て語った古代ギリシアみたいに
経済活動の対外進出たる植民が
「自由市民」を創出するプロセ
スとは真逆でありまして、企業
活動の海外進出とより一層のグ
ローバル化は、多国籍な労働者
相互の競争をさらに加速・激化
させるのであります。成果主義
はその内実やプロセスを見ない
で結果のみを提示します。

より安価により長時間働く新興
国の労働者たちーーなかには優
秀な人材も混じるーーに国内労
働者たちは到底太刀打ちができ
ない。(この稿続く)
プロフィール

栃木の仙人

Author:栃木の仙人
FC2ブログへようこそ!

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
フリーエリア
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。