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乃木司令部に学ぶこと

地政学的政治戦略や経済のみな
らず現代世界は益々長期持久戦
消耗戦の様相を呈しつつある。
そこにおいては「必勝の信念」
や決戦戦争を至上命題とした石
原莞爾の戦略思想、帝国陸軍の
至宝と言われた「統帥綱領」や
「作戦要務令」もさることなが
ら毛澤東の持久戦論、ゲバラや
レジスドブレ、ボーゲン・ザッ
プ、沖縄戦における八原博道大
佐の戦略がーーつまりいかに気
が滅入るほどの消耗をーーこつ
つと地道に、最前線のみならず
情報戦や補給戦も重大な函数と
しつつ戦い続けるか「時間」を
尺度とし、それをより有利な味
方とすべき長期的視野をも含ん
だ戦略理論が求められている訳
であります。リデル・ハートが
絶賛したごとき、ナポレオンに
多くを学んだヒットラーの戦略
思想家としての「異形の天才」
にではなく、ジューコフ元帥と
いう専門家にすべてを一任した
スターリンの「忍耐」にこそ
々はより多くを学ぶことができ
近年再評価の機運にある日露戦
争における奉天会戦や旅順港攻
略における乃木司令部の科学的
戦略戦術及びその的確な判断も
あきらかにその系譜にあるので
あります。現場を知らずに勝手
な指示命令を繰り返す中央のみ
ならず「なにをもたもたやって
おるのだ。早くやってしまえ」
式国民大衆の単細胞な精神主義
とも戦わなければならなかった
のが乃木司令部の有する歴史的
位置なのであります。ときに戦
略的退却や重層的非決定、意図
的な無為ーー戦略的戦術的時間
稼ぎーーが必要なことを彼らは
決して理解しない。住民や捕虜
の虐待など戦時国際法違反を一
切回避し、高潔な倫理的姿勢と
ともに始終「忍耐」を貫徹でき
た乃木司令部の姿勢は、それが
できなかった第二次大戦当時の
帝国陸海軍と比較してみてもや
はり歴史に燦然と輝いている

(参考文献ーー日露戦争におけ
る乃木司令部の戦いについては
別宮暖朗氏の著書が必読です。
最高司令官としてのスターリン
については「ジューコフ元帥回
想録」が参考になる。ヒトラー
のお抱え建築家であったアルバ
ート・シュペア回想録を読む範
囲では、宿敵である筈のスター
リンをヒトラーが、実際には高
く評価していたことが分かる)

戦史はあくまで科学的考察の原
資であり、ある時代、ある状況
において有効とされた戦略理論
が、別な時代状況下においてま
るで役に立たない
ということが
よくあります。思考の枠組みそ
れ自体の解体と再編が必要とさ
れる訳ですが近年そのサイクル
は益々早くなっている印象です

エレクトロニクス技術の超速の
進歩、ロボット歩兵技術の驚異
的な進展、遠隔操縦による無人
偵察機・無人戦闘爆撃機、アタ
ッシュケースに収納可能な超核
爆弾等の出現、自爆テロよりさ
らに恐ろしい隠密裏に浸透する
生物科学兵器による都市攻撃

ど時代はめまぐるしく負の爆走
を続け、その連鎖に誰も歯止め
がかけられなくなっており

プロメティウスの神話よろしく
技術を統御できなくなった人類
が、みずからが生み出した怪物
に振り回されし現実という悲惨
な状況が存在している訳です
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