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田邊元の弁証法理解について




本日の曲
(文字をクリックすると曲が聴け
ます)

Stan Getz & Charlie Byrd
Sextet - Desafinado

スタン・ゲッツは好きでよく聴
きます。とりわけこのアルバム
は大好きで何回も聴く感じです。

さて本題へ

戦前から戦中にかけ、どちらか
と言えばマルクス主義に同情的
な田辺元と、マルクスの思想的
限界性に明晰な哲学的認識を所
持していた高山岩男との間で思
想上の葛藤があり、或るときそ
の問題をめぐる激しい議論の末
高山が田辺から胸ぐらつかまれ
あやうくぶん殴られそうになっ
た。そのことは、高山岩男(かの
有名な「世界史の哲学」の著者
です。岡田明憲氏の直接の先生
でもある)が西田哲学京都学派
に連なる人たちへの回想録の中
で書いていました。

田辺元の弁証法理解というもの
は、田辺の主要論文「弁証法の
意味」「種の論理と世界図式」

などに見られるように、通俗的
マルクス主義の表層的形式的理
解をもつき抜けた深い独創的認
識論の領域なのでありましてへ
ーゲルの「大論理学」に先祖帰
りしたというのでもない、むし
自然科学の成立根拠にまで遡
り数学的存在論をも含む創発的
次元にあります。
(その基盤とな
った「科学概論」田邊元著大正
二年なども参照されたし)



田辺によれば、まさに弁証法に
よってこそ、資本主義のみなら
ずマルクス主義の哲学大系その
ものが、絶対肯定され、また同
時に絶対否定されうる。宗教や
神秘思想等の不可知論的系譜も
真の弁証法においては論理へと
包摂されるというのでなければ
論理は真の絶対論理たりえない

相対性理論や素粒子理論、昨今
話題のヒッグス粒子に関する巨
大加速器での実験だのは、絶対
が絶対否定されてさらなる絶対
へと至り、それをも否定されて
真の論理へと至る生々流転の如
き田辺の弁証法的世界観と実に
よく似ているのであります。

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