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中国外交戦略の分析1



本日の曲
(文字をクリックすると曲が聴け
ます)

The Ventures -
Harlem Nocturne


The Venturesは昔から大ファン
でありまして、ほとんどのアル
バムは持っております。この曲
はThe Ventures独自アレンジに
よります個性的名演なのですが
よほどコアなファンでも知られ
ていない稀少作でもあります

ちなみに原版も独特の雰囲気が
漂うしぶい名演名曲でしてこち
らもなかなか。しびれます。

Harlem Nocturne

さて本題

最近の諸々の政治情勢を鑑みる
に中国外交の戦略的稚拙さが突
出して目立つとの印象強しです。

彼ら本来のお家芸といいますか
本家本元であるべきところの毛
澤東思想、その中にある戦略論
「韜光養晦」や持久戦論の戦術
的適応からも外れている。

「韜光養晦」とは、時期が熟す
るまで忍耐強く待つ、その上で
戦略的攻勢をかけるが、それま
ではあくまで力を蓄え、能ある
鷹として爪を隠すという思想で
あり、持久戦論の根底にあるの
は、強力な敵の戦力に関し、内
容空疎な精神主義を排し、科学
的観察を元に、自らの利点と敵
の弱点をあぶり出し、最適ベス
トな合理的作戦を立案実行する、
そのことで逆境下圧倒的に困難
な戦いを必ず勝利に導くという
姿勢であります。クラウゼビッ
ツと孫子の絶妙な融合と現代的
適応性が、若き毛澤東の才覚に
より芸術作品の域にまで高めら
れており「統帥要綱」や「作戦
要務令」よりもある部分優れて
います。これに拮抗しうるのは
石原莞爾くらいなものでしょう

愛知大教授の加々美光行氏が指
摘するように、毛澤東思想には
八路軍のゲリラ戦術・延安の洞
窟にて自己完結した思想=経済
センスゼロという前時代的制約
性はあるにせよ、軍事思想とし
ては傑出していたのであります
(当時満州に割拠していた関東
軍も毛澤東の独創的ゲリラ戦術
には「天才的」という評価を下
し重要な研究対象としていた)

あんな「防空識別圏」みたいな
ものを不用意に設定することで
政治的には中華文明の地政学的
勢力圏下に参入しはじめていた
韓国に警戒心を抱かせ、アメリ
カはB52の出撃など同盟国とし
ての威信を誇示する絶好の機会
が到来し、名門とはいえ外交能
力的にはまるで未知数と言われ
ていたケネディ駐日大使がその
政治的演出力で株価を上げるこ
とができました。彼らにしてみ
れば意図したこととはまるで逆

の結果を生み、敵の力と結束を
強化してしまった。

日本が憲法改正・防衛大綱の見
直しを含め、従来からの専守防
衛戦略から機動的戦略への転換
をめざしていた矢先、それにス
トップをかけてきたのは、ジョ
セフ・ナイや、アーミテージと
いった共和党保守派に連なるブ
レーンたちでした。

同じ保守派でもアメリカの覇権
的力の時代の推移に伴う必然的
限界を踏まえ、日本には独自の
防衛戦力を持たせ、そのことで
アメリカの軍事負担の軽減を提
言し続けているキッシンジャー
やモーゲンソーといった長老た
ちと彼らの考えは微妙に違うの
であります。

ともあれジョセフ・ナイ、アー
ミテージ路線の影響で安倍政権
とアメリカの間に微妙な軋轢・
不信感が醸成されつつあったの
に、中国の今回の行動が、むし
ろ日米同盟とりわけアメリカの
助け船となった感じ
すらある。

日本外交にとってもむしろ追い
風でありまして、中国包囲網と
しまして、フィリピン、ベトナ
ム、台湾、インドネシアといっ
た国々に対し、戦略的連携を呼
びかけやすくなった状況、好機
到来と言えるのであります。

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