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平和憲法下における自衛隊



作戦要務令の解説本としまして
は、熊谷直氏の著書が優れてい
ます。元航空自衛隊の幹部であ
り防衛大学で教鞭をとられてい
た方です。大橋武夫氏の著書も
なかなかよいです。大橋氏の解
説は「統帥要綱」に関するもの
など非常に密度が濃いです。こ
れらの研究書は軍事面での戦略
戦術にとどまらず会社経営など
にも広く応用実践が利きます

本日の曲
(文字をクリックすると曲が聴け
ます)

Joe Pass, "Satin Doll"

Joe Passは、仕事が終わった深
夜帯に聴く機会が多いです。
特にSatin Dollの演奏はすばら
しいの一言に尽きます。

さて本日のテーマ

私の父がとりわけ仰ぎ見るがご
とき優秀で偉大な父親だったと
はとても思えません。人間的に
も欠点だらけだった。大きな歴
史形成に参与した訳でもない。

事務仕事が大好きで、面倒くさ
い世話役をすすんで引き受け勤
勉かつ几帳面ではありましたが、
おそらく、どこにでもいるタイ
プの凡庸なオヤジでした。

ある時、私が石原莞爾の著作集
を読んでおりますと「お前も変
わったもの読んどるのーーー」
の一言。もの足りないことこの
上ない。しかし、父にも良いと
ころがありました。徹底した平
和主義者でありまして、まさに
凡庸で陳腐な日常生活をこよな
く愛していたのは間違いありま
せん。平和を守るための抑止力
として自衛隊及び軍事があるの
であって、戦争を引き起こすた
めの軍隊、いらぬ誤解を撒き散
らし過去から一切学ぶことなき
トラブルメーカーとしてしか機
能しない軍事組織であればそん
な自衛隊など元々存在しない方
がよいと父は考えていました。
父独自の考えというより自衛隊
の幹部学校でそのような教育を
受けたのだと推測されます。

陸上自衛隊幹部の一部に旧帝国
陸軍の発想から抜け切れない人
たちがいて、父は常日頃辛辣な
口調で彼らを批判しておりまし
た。田母神氏のことを父に訊ね
たことはなかったですが、多分
批判的なコメントを言った可能
性が高い。現であれ元であれ自
衛隊員は政治に一切介入すべか
らずという堅い信念みたいなも
のを持っていたのです。

33年間陸上自衛隊に在籍した
父の思想を一言で言えば「シビ
リアンコントロール下平和憲法
を遵守する自衛隊」というに尽
きます。基本姿勢は勿論正しく
私も百パーセント同感ですが、
今はまた時代の様相が大きく変
わりつつあり危機の構造も昔よ
り深刻でかつ複雑です。

自衛隊が、危機的緊急的周辺事
態に対して対応する範囲は、事
前に想定されうる何らかの物理
的基準を設定し、それ以上でも
なければ以下でもない中間地点
をメインの通則=基本テキスト
とみなして考える、それ以外の
偶発事象は例外として切り捨て
それで終わりとしては決してな
りません。起こりうべき事象に
対する万全の備え、未来への想
像力、歴史への検証・つまり過
去の類似した状況や共通した経
験則への推理力・知的探求心等
がぜひとも必要であります。

昭和初期、統帥権干犯の名目で
陸軍が暴走し政治介入を繰り返
した歴史上の苦い体験がありま
すので、自衛隊に法律以上の権
威やら権限を付与して旧帝国陸
軍みたいに専横化させるのも考
えものですが、今の時代、どん
な状況でいつ何が突発的に起き
るか分からない。

百戦錬磨の専門家ですら予見が
まるで難しい時代なのでありま
して備えあれば憂いなしという
側面は、あらゆる場面において
言えるのであります。

旧陸軍の教本「作戦要務令」に
にあった「独断専行」の項目

必ずしも前線での戦闘場面にお
いて現場の指揮官に自由裁量権
を大幅に認めるという解釈のみ
ならず、国内外での災害派遣や
補給における予備的蓄積や情報
収集、技術研究とかの分野にお
いて、現場における幹部クラス
の専門家的知見を官僚組織の硬
直した発想から守る
という意味
でもっと大胆に考究・実践され
てしかるべきかと思われます。

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