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韓国セウォル号事件にみる失敗の研究



東郷和彦氏、保阪正康氏の共著
「日本の領土問題」なかなか
示唆深い著書です。

本日の曲(文字をクリックする
と曲が聴けます)

恋の季節 ピンキーとキラーズ

ピンキーとキラーズは大好きな
グループでありまして、周期的
に聴きます。昭和のレトロな香
りが濃厚に漂う。後発のミユー
ジシャンたちにも多大な影響を
与えた偉大なグループです。

もう一曲

星空のロマンス

どなたの作品なのか背景画像も
よくできていて見事です。

本日のテーマ

ロー・ダニエル氏なども指摘さ
れている事柄へと連なりますが
今回のセウォル号事件は、韓国
における「失敗の研究」の不在
「敗北に対するコンプレックス
と拒否反応」が染み着き現実に
直面することを極端に忌諱する
が如き民族的風土と深く関係す
るものかと思われます。

その昔、孔子も熟読したと言わ
れる古代中国の独創的な哲学書
にして占術理論の名著「易経」
に説かれておりますように、陽
の大極は陰の極致へと連結する
前者は後者を含んで質的に相互
転換するというように、失敗は
成功の父であり、後者は前者を
包摂し、その成長発展の礎とな
るものであります。

まして韓国は先行事例としての
日本という豊穣にして有益な教
材を目前にしており、無駄な努
力や気の遠くなるような技術的
試行錯誤を飛び越え、後発者利
益のメリット、つまり時間と労
力の驚くべき短縮をはかれる筈
だった。無駄で無益な失敗も防
げたことでしょう。根拠なきプ
ライドとつまらないコンプレッ
クスが学習の動機を妨害したと
するならばそれは悲劇というよ
りか、愚行と怠惰に限りなく近
いと断言せざるをえません。

翻って考えるに近代日本におけ
る失敗の本質は何だったのか。
防大教授を中心とするグループ
の共著「失敗の本質」によりま
すれば日本軍が第二次大戦で負
けた主要原因は、作戦参謀たち
が戦史の過去から一切反省的に
学ばなかったという頑迷固陋な
知的怠惰に存するということで
は断じてない。その逆でありま
す。日清日露戦争など過去の事
例への過剰学習こそが、時代状
況や背景の異なる現代への臨機
応変かつ柔軟性のある法則適応
を妨げた
という訳であります。

日本陸軍の精華、不磨の教典と
も言われた「統帥要綱」や「作
戦要務令」などに見られる包囲
殲滅戦至上主義、必勝の信念等
精神主義思想の優位、旧時代的
発想といった要素は、革新的技
術変革をへて近代合理主義で武
装したアメリカ軍との対峙戦で
はまるで役に立たなかった。情
報戦や補給システムへの致命的
軽視、大量生産技術の軍需にお
ける応用含めたマネジメント思
想の欠如といった要因がさらに
加わる。

「変化」「技術革新」に関する
鋭敏な感受性の欠落。「あの時
こうしていれば勝てた」みたい
な皮相な研究ではなく、社会組
織や文化の深層にいたる深刻な
自己解剖的反省と先行事例への
時間と労力の圧縮学習という後
発者利益獲得のまたとない歴史
的チャンス
を日本は生かしえた

好き嫌いの感情に拘って、戦後
の日本が、原爆投下と絨毯爆撃
・大量虐殺の当事国であるアメ
リカから一切学ばなかったとし
たならば、今日の日本はなかっ
たでしょう(経済成長至上主義
を万能薬だとは思いませんが)

教訓を生かすという意味で同じ
ことが、これからの韓国につい
ても言えるのだと思います。

セウォル号事件は、単に船が沈
んだという話ではなく、韓国社
会の深層矛盾や社会システムと
しての複雑な問題点が噴き出し
てきたという側面がある。この
種、危機管理上の問題には、組
織や人員に関する社会機構上の
致命的欠陥が必ず潜在しており、
それを変革する上での革新勢力
が手のこんだ陰謀にはめられト
カゲのしっぽ切りでスケープゴ
ードにされて後、同じ問題点を
引きずったまま腐敗した組織や
堕落した人材がまるごと延命す
る傾向
がありまして、この点は
韓国も日本も多分同じ。危機管
理体制の不備のみならず社会総
体にわたる解剖学的分析と教訓
の抽出、冷静かつ細密な反省が
必要なのは明らかです。さらに
公正中立な立場による第三者及
び第三者機関による監査監察制
度、十分衆議を尽くした上での
行政的強制力・執行力を伴った
法規の制定が待たれるところで
あります。

非常に参考になる重要文献

「失敗の本質ーー日本軍の組織
的研究」戸部良一、寺本義也、
鎌田伸一、杉之尾孝生他
中公文庫

「失敗学のすすめ」畑中洋太郎
「みる わかる 伝える」
共に講談社文庫

「わかるとはどういうことか
ーー認識の脳科学」 山鳥重
ちくま新書

「なぜ正しく伝わらないのか
ーー戦争にみる情報学研究」
ジョン・ヒューズ・ウィルソン
ビジネス社

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